Ep. 009

声とサイレンスのあいだで

〇 #9 のテーマは、「声とサイレンスのあいだで」

今回のエピソードでは、「声を出すこと」と「語らないこと」のあいだに広がる、見えにくい領域について語り合いました。

社会のなかでは、「声を上げること」が前に進むための力として期待される場面が多くあります。 一方で、語ることで消耗してしまうもの、言葉にした瞬間に整えられてしまう体験、そして、声にならないまま抱えていたい感情も、確かに存在しています。

まだ言葉になっていないサイレンス。 あえて言葉にしないことを選ぶサイレンス。 自分の安全や呼吸を確かめるためのサイレンス。

サイレンスは、何も起きていない空白ではなく、必要なタイミングを待つための時間なのかもしれません。

ナビゲーターの行政杏奈と清水友美が、サバイバーリーダーシップの現場や、それぞれの個人的な経験を手がかりに、 「語ること/語らないこと」が持つ力、そして自分で自分を沈黙させてしまう瞬間について、静かに言葉を重ねていきます。

声だけで世界を見ないこと。 語られなかったものにも、同じだけの敬意を向けること。

2025年最後の配信となる今回は、これまでのエピソードを振り返りながら、 声とサイレンスのあいだに息づく痛みと、あたたかさ、そして尊厳にそっと光を当てます。

〇2025年、ToriiのPodcastを聴いてくださったあなたへ

2025年にはじまったばかりのToriiのPodcast「ぽんと、とぶ」を聴いてくださり、本当にありがとうございました。 忙しい日々のなかで、立ち止まって耳を傾けてくださったこと、その時間そのものに深い感謝を感じています。

この番組は、はっきりと言葉になった声だけでなく、まだ語られていない問いや、声にならなかった感情にも、そのままホールドする時間をつくりたいという思いから始まりました。 皆さんが聴いてくださったことで、その試みは「ひとりの思考」から「誰かと分かち合う時間」へと変わっていったように思います。

2026年も、急がず、整えすぎず、社会と自分のあいだに浮かぶ違和感や沈黙に、静かに耳を澄ませていきたいと思います。

来年もまた、「ぽんと、とぶ」があなたの日常にそっと寄り添えたら嬉しいです。

どうぞ、よい年をお迎えください。そして来年も、よろしくお願いします。


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