ABOUT
Toriiについて

「Torii」は共同創業者たちの母語であるベンガル語と日本語で同じ音をもちます。ベンガル語では、川の向こう側とこちら側を行き来する「小さな舟」を意味し、日本語では、世俗的なこちら側と、神聖な神社のある向こう側の間に立っている「門」を意味します。そのどちらも、過去と現在、現在と未来を行き来する「間」をつなぐ役割を果たし、抱えているものを浄化し、乗り越えることを可能にする神聖な「間」に立ち続ける存在です。この激動の、予測不能な時代に、「間」が持つ光をToriiは信じ、激動の向こう側に皆さんと一緒にいくことを体現していきます。
WHO WE ARE
Toriiはシステムファシリテータの役割を取ります。多くの関係者の真摯な取り組みを束ねて大きなうねりを作り、システムを変えていくために、Toriiは「問い」を立て、関係者が共通目標を作り出し、共通のモニタリングシステムを使って目標に進めるよう役割を取ります。
STORY
OUR JOURNEY
私たち3人はこれまで12年間、一緒にインドの人身取引の問題に向き合ってきました。人身取引の被害にあったサバイバーたちが「正義」を手にするためには、どのようにシステムが変わる必要があるのか、から始まり、当事者が被害者からサバイバーへ、サバイバーからリーダーへ成長・変容していく事業を、一緒に作り、運営してきました。私たち3人は異なるバックグラウンド、専門性を持ち、生まれ育った文化も異なりますが、12年間、真正面からぶつかり稽古をしながら信頼関係、友情を育み、人類と地球にとって激動の今、おそらく私たちにとって最後になるであろう旅に、一緒に出てみることにしました。
世界の両極化が分断と対立を深め、戦争に発展していく危機感がこれまで以上に高まっている中、①「社会問題」に焦点をあてるのではなく、「作りたい未来」に焦点をあて直し、②お金の出し手と受け手の関係性を見つめなおし、③それぞれの立場の人たちが自分が一体何のために生まれてきて、何を社会に貢献することで、より多くの人にとって住みやすい社会を作っていくのか主体的に考えるような事業設計の必要性を認識しました。
私たちがこれまで歩んできた12年の中で、そして目まぐるしく変わる世界情勢の中で、重要なテーマであり続けていると考える、人の移動、メンタルヘルス、若者のリーダーシップと平和に焦点をあてながら、人間と地球の共存が可能な社会を作っていくために、様々な方たちと共創していきたいと思い、Toriiを設立しました。
THE WORLD IN TRANSITION
世界の各地で分断が進み、私たち自身もまた、自分にとって都合のいい情報ばかりが届くアルゴリズムに日常的にさらされています。一方で、社会は多様性や包摂の価値を広めようと試みています。しかし現実には、紛争が戦争へと発展し、異なる⺠族や宗教をもつ人々への排斥運動(xenophobia)が加速しています。さらに、紛争や戦争、弾圧を逃れて難⺠となった人々は、国境を越えて移動せざるを得ない状況に置かれていますが、受け入れ側の社会では、そうした移⺠や難⺠への許容度が低下し、自国中心主義が各国で台頭してきています。その結果、国境はますます閉ざされ、移動せざるをえない人々は暴力や搾取にさらされるリスクが高まっています。
また、コロナ禍以降、世界の社会・経済状況がめまぐるしく変化する中で、国際協力・人道支援に対する開発援助資金や大手財団は、第三国支援から自地域内支援にシフトする傾向が強まっていると同時に、成果が見えやすい投資しやすい分野への支援へシフトしており、草の根で活動する当事者や規模は小さいけれども本質的な活動をしている団体への支援は取り残される傾向が強まっています。
MISSION
私たちは、当事者意識をもったコミュニティの力を引き出し、システムの変革をもたらし、グローバルフィランソロピーとコミュニティの間にある断絶を橋渡しするために、革新的で国境を越えた連帯と草の根の活動を通じて、人身売買、メンタルヘルス、若者のエンパワーメントなどの緊急課題に取り組むことに専心します。
VISION
私たちは、正義、平和、公平が行き渡る世界、つまり、どのような背景を持つ人であっても、安全で包括的な地域社会で生きていくために必要な資源、支援、機会を利用できる世界を思い描いています。
MEMBER
| 創業者
TOMOMI SHIMIZU
清水 友美
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清水はマレーシアとインドでの慈善・国際開発活動を通じ、援助の力と限界に独自の視点を持つようになりました。単なる資金提供にとどまらず、現地のニーズに即した持続可能なパートナーシップには協働的でコミュニティ主導のアプローチが必要だと考えています。現地アクターと国際ドナーの関係を育み、Toriiを資源と、真の現場ニーズをつなぐプラットフォームとして構想。成果が文化的背景に配慮され、社会に根ざすことを目指しています。
UMA CHATTERJEE
ウマ・チャタルジー
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メンタルヘルスや障害者の権利に長年取り組んできたウマがToriiを共同設立したのは、従来の支援センターの枠組みを超え、より広範な社会課題に取り組む組織をつくりたいという思いからです。貧困や移住、不平等などに対応しつつ、排除された人々に力を与え、包括的で権利に基づく支援の枠組みを提唱することを目指しています。Toriiは彼女の数十年の活動の集大成でもあります。
ROOP SEN
ループ・セン
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移住、児童保護、暴力防止の分野で活動してきたループは、危機に直面する人々を国際的に保護しながら、その根本的な原因に体系的に取り組むことに力を注いできました。彼は、正義と公平への情熱を原動力に、世界が直面する深刻な課題に対して革新的な解決策を生み出してきました。Toriiでは、移民や抑圧、貧困の影響を受けるコミュニティに回復力を育むとともに、これらの問題を生み出す構造そのものに挑戦しています。
| 監事
KENJI HOSOKAWA
細川 兼嗣
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外国法事務弁護士(ニューヨーク州法)
株式会社三菱UFJイノベーション・パートナーズ ジェネラルカウンセル国内外の先進的なスタートアップへの出資に関する法務を担当。大手弁護士事務所の東京又はニューヨークオフィスにて、2001年からの約20年間、証券の公募、ベンチャーキャピタル、M&Aなどにおいて、日本や米国その他各国の企業を代理。SVP東京のパートナーとして10年以上、そして、その親組織のSVP Internationalの理事として7年、NPOを含むソーシャルビジネスを支援。一般財団法人五常及び一般社団法人ピリカの監事を勤め、慶應義塾大学法科大学院法務研究科の非常勤講師でもある。ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンのアドバイザー及び元監事。
MITSUHIRO IKEYAMA
池山 允浩
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公認会計士
NPO法人Accountability for Change代表理事監査法人にて監査業務に従事するほか、Corporate Responsibility (CR)プログラムのリードメンバーとしても活動。広く社会課題に興味を持ち、複数の非営利団体の監事を務め、アシュアランス(保証)の観点からの社会課題解決への貢献を行う。
| サポートメンバー・企業
アヌストゥープ・バッタチャルヤ、行政杏奈、青木哲生、関谷紀子 、黒川京子 、アルチャン・レイ、[ブランディング] Properganda、[経理] Path Links
OVERVIEW
団体名称 一般社団法人Torii
設立日 2024年7月11日
共同創業者 清水 友美
ウマ・チャッタルジー
ループ・セン
CEO・代表理事 清水 友美
Chief Finance Officer アヌストゥープ・バッタチャリア
監事 細川 兼嗣 株式会社三菱UFJイノベーション・パートナーズ ジェネラルカウンセル
池山 允浩 NPO法人Accountability for Change代表理事
顧問 さとわ社会保険労務士事務所
小宮山会計事務所
アドバイザー 森川 有理 グローバルセンセーション代表
井上 奈緒 株式会社UNI-CO代表取締役
関 京子 株式会社Deep Harmony代表
取引銀行 住信SBIネット銀行(NEO BANK)
楽天銀行